まずは、点検整備記録簿にしたがい
各部の点検整備を行います |
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★パワー・ステアリング・ベルトの緩み
損傷 〜 パワー・ステアリングの取付けの緩み
スバル360にはパワステがありませんので
該当無しの「/」を引いておきます
★スパーク・プラグの状態
プラグを外して点検し清掃または交換を行います
清掃したとき「C」、交換したときは「×」を記入します
★点火時期
タイミングライトを用いて点検します
狂っていない場合は「レ」、調整した場合は「A」を記入します
★ディストリビュータのキャップの状態
電極等の状態を確認します
スバル360には、ポイントがあるので合わせて確認しておきます
作業した内容を記録簿に記入します(以下同様)
★バッテリのターミナル部の緩み、腐食/電気配線の
接続部の緩み、損傷
バッテリターミナルの緩みや液量、電気配線部の緩みを点検します
★排気ガスの状態
エンジンをかけて状態を見ますが、実際には良くわからないと思います
予備検査場で排ガスを測定し、基準内ですと言われたら
「レ」を記入すれば
良いと思います
★エア・クリーナ・エレメントの汚れ、詰まり
汚れているので、エアーを吹いて清掃します(湿式を除く)
★燃料漏れ
ガソリンタンクからキャブレターまで、燃料漏れを点検します
★燃料装置のリンク機構の状態
トンネル内のアクセルワイヤーとケーブルの接続状態から
キャブレターのリンク機構の状態を確認します
外れなどなく動きがよければいいでしょう
★スロットル・バルブ、チョーク・バルブの作動
運転席でアクセル及びチョークレバーを操作してもらい
キャブレター側でスムーズに動けば良いと思います
★ファン・ベルトの緩み、損傷
ベルトにヒビなどの損傷がないか、側面が磨耗していたり
変形がないか確認します。張りも調整しておきましょう
★冷却水の漏れ
スバル360は空冷なので「/」を引いておきます
★メターリング・バルブの状態 〜 一酸化炭素等発散防止装置の
配管の損傷、取付状態
スバル360には付いていませんので「/」を引いておきます
★ハンドルの操作具合
ハンドルを動かしてガタや異音がないか確認します
★ブレーキ・ペダルの遊び、踏み込んだときの床板とのすき間
ペダルに正規の遊びがあるか確認します
ブレーキ調整をした場合は「A」を記入します
★ブレーキのきき具合
片ぎき等がないか確認します
予備検査場で検査し、異常がなければ「レ」を記入します
★パーキング・ブレーキ・レバー(ペダル)の引きしろ(踏みしろ)
レバーをひいて、4ノッチくらいであれば良いと思います
ただし、調整した場合はブレーキの引きずりを確認してください
★パーキング・ブレーキのきき具合
予備検査場で確認し、 異常がなければ「レ」を記入します
★クラッチ・ペダルの遊び、切れたときの床板とのすき間
遊びやつながり具合を確認します
★ホイール・アライメント
予備検査場で検査し、異常がなければ「レ」を記入します
あらかじめタイヤの空気圧を調整しておいてください
★ブレーキのマスタ・シリンダ、ホイール・シリンダ、ディスク・キャリパの
機能、磨耗、損傷
ブレーキ関係(内部を含む)の磨耗や損傷を確認します
ディスク・キャリパを二重線で消しておいた方がいいでしょう
この作業は整備工場で行ってもらってください
★ブレーキのマスタ・シリンダ、ホイール・シリンダ
ディスク・キャリパの液漏れ
液漏れがないかの確認を行います
ディスク・キャリパを二重線で消しておいた方がいいでしょう
この作業は整備工場で行ってもらってください
★ブレーキ・ドラムとライニングとのすき間
ブレーキ調整をした場合は「A」を記入します
★ブレーキ・シューの摺動部分、ライニングの磨耗
シューが異常磨耗していないか、ライニングの磨耗(残厚)を確認します
この作業は整備工場で行ってもらってください
★ブレーキ・ドラムの磨耗、損傷
ドラムの磨耗(偏磨耗)や損傷を確認します
この作業は整備工場で行ってもらってください
★ブレーキ・ディスクとパッドとのすき間 〜 ブレーキ・ディスクの磨耗、損傷
スバル360はドラムブレーキなので「/」を記入します
★タイヤの溝の深さ、異常な磨耗
溝の深さが十分にあるか、偏磨耗がないか確認します
★ホイールボルト、ナットの緩み
緩みがないか確認し、増し締めしておきます
★フロント・ホイール・ベアリングのがた
ジャッキアップして、タイヤを強く揺すってみて、がたがないか確認します
プレロード調整が悪かったり、キングピンにガタがあっても
ガタが出ますので注意してください
★リヤ・ホイール・ベアリングのがた
ジャッキアップして、タイヤを強く揺すってみて、がたがないか確認します
★サスペンション取付部、連結部の緩み、がた、損傷
取り付け部の緩み等を確認します
★ショック・アブソーバーの損傷、オイルの漏れ
オイルの漏れや抜けを確認します
★ステアリング・ギヤ・ボックスの取付けの緩み
スバル360は、ギヤボックスの取り付け部に力がかかりやすいので
必ず緩みを確認して増し締めしておきましょう
★ロッド、アーム類のボール・ジョイントのダスト・ブーツの亀裂、損傷
ブーツが損傷していると、中のグリスが出てしまうだけでなく
水やごみが入ってしまうので交換しておきましょう
★ステアリングのロッド、アーム類の緩み、がた、損傷
取り付け部やアジャスターに緩みや損傷がないか確認します
★ブレーキのロッド、ケーブル類の緩み、がた、損傷
損傷や動きに渋さがないか確認します
ブレーキのケーブルに渋さがあると、引きずりの原因になります
★ブレーキ・ホース、パイプの漏れ、損傷、取付状態
ホースやパイプからの漏れがないか確認します
また、ホースのヒビも確認して、異常がある場合は交換します
こちらも整備工場で見てもらいましょう
★トランスミッション、トランスファのオイルの漏れ、量
漏れがないかの確認及び量の確認をします
量はフィラープラグを外し中に指を入れた際に、指にオイルが付けば
大丈夫です
トランスファは付いていないので
二重線で消しておいた方がいいでしょう
★プロペラ・シャフト、ドライブ・シャフトの連結部の緩み
これはブーツを外さないと確認できません
走行中にゴトゴト音がなければ大丈夫でしょう
プロペラシャフトは付いていないので、二重線で消しておいた方が
いいでしょう
★ドライブ・シャフトのユニバーサル・ジョイント部のダスト・ブーツの
亀裂、損傷
ダストブーツからのオイル漏れや損傷を確認します
★デファレンシャルのオイルの漏れ、量
スバル360は、ミッションとデフのオイルは共通ですので
ミッションの欄と同じ内容を記入します
★エンジン・オイルの漏れ
タンクからオイルが漏っていないか確認します
また、シリンダ周りからの漏れも確認します
下回りがドロドロなのは、ミッションオイルが漏れている場合が多いです
★熱害防止装置の遮熱板の取付けの緩み、損傷
私は「/」にしていますが、アンダーカバーと解釈し「レ」でも良いでしょう
★エキゾースト・パイプ、マフラの取付けの緩み、損傷
緩んでいることが多いので、増し締めをします
排気漏れの確認もしましょう
★マフラの機能
詰まりがないか、破れがないか確認します
★フレーム・ボデーの緩み、損傷
ボディ各部の緩みを確認して増し締めします
★その他必要となった点検整備の内容及び主な交換部品
今までの項目にない内容について実施したことを記します
実際の作業は、このほかにも沢山あると思います
あくまでも車検に必要な最低限の内容しかありません
実際に作業をしていないのに「レ」、「×」等、虚偽の記入することの
ないように、きちんと整備するようにしてください
整備工場で作業してもらった分については
作業した工場で記録簿を発行してもらえます |
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無事に整備が完了したら、必要な書類を揃えましょう!
申請書、検査票は検査協会の窓口で入手できますので
検査当日で間に合います
1.自動車検査証(車検証)
2.軽自動車納税証明書(もちろん納入済のものです)
3.自動車損害賠償責任保険証
(自賠責:次回の車検期間まで満たすもの)
4.点検整備記録簿
5.印鑑
6.継続検査申請書(この後説明します)
7.自動車重量税納付書は必要ありません
8.軽自動車検査票(この後説明します)
検査当日は、これらの書類をバインダーに挟んで提出するので
バインダーも用意しておきましょう
この他リサイクル料金が貯託されていない場合は
手続きが必要です(当日に手続きができます)
次に検査協会のテレホンサービスで検査の予約をします
検査場や細かい案内は検査協会のHPで確認しましょう
車検が切れている場合は、区役所(市役所)等で
自動車臨時運行許可(仮ナンバー)を交付してもらいます
交付を受けるには、自賠責保険に入っていることが必要です |
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こちらが検査協会です
受付で予約の確認をしてもらいます |
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こちらでは検査手数料の納入や
申請用紙等を入手できます |
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これが継続検査申請書です
検査当日に窓口で入手できます
記入台に記入例がありますので
よく見て記入しましょう
検査手数料は¥1400です |
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こちらは軽自動車検査票です
検査当日に窓口で入手できます
記入台に記入例がありますので
表裏をよく見て記入しましょう |
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手続きが完了したら
いよいよ検査場です |
検査協会のHPに検査の受け方が詳しく説明されています
ひと通り熟読することをお勧めします
検査の手順は検査場により
多少の違いがありますので
ラインに入る前に見学してみてください
受付が済み、受験コースの列で待っていると
検査官の方が来て、車両の確認をしてくれますので
フロントフードを開けて、フレームナンバーの確認をしてもらった後
ライト周りやワイパー等の作動を確認してOKなら
ひとつハンコを押してくれます♪ |
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検査ラインには
マルチテスターが多くなって来ました
車検場により多少の違いはありますが
ほぼ同じ要領でいけますので
参考にしてください
入口の入場ランプが点灯してから
コースに進入します
はじめにサイドスリップの検査があります
ハンドルやブレーキの操作をしないように
ゆっくり進入します
次にスピードメーター、ヘッドライト
ブレーキの検査です
スピードメーターが40km/hになったら
ヘッドライトのハイビームで合図します
旧式のテスターの場合は
スイッチがありますので
ボタンを押して合図します
ヘッドライトの検査は
ライトをハイビームにして
テスターの判定が出るまでそのままにします
OKが出てから消しましょう
ブレーキの検査は
案内に「踏む」「はなす」等の
案内が出ますので
それに従い操作します
次は排気ガスの検査です
マフラーにプローブを挿入し
2サイクルのスイッチを
押して判定を待ちます
検査の記録器がありますので
検査票を差込記録してもらいます
テスターの種類により
その都度記録するものもあります
最後は下回りの検査です
検査官の合図に従い操作しましょう
すべての検査が終わったら
総合判定のハンコを貰って終了です♪
★検査前・検査中にわからないことがあったら
素直に質問しましょう
わからないままに進んでいくと
不合格になることがあります
ユーザーには検査官の方は
とても親切なので心配いりません
知ったかぶりをしたり
業者のふりをしている方が
かえって印象が悪いです
再度窓口に行き
新しい車検証をいただき終わりです |
車検が取れたからといって保障されるわけではありません
車検時に基準を満たしているだけと解釈してください
常日頃からの整備をお忘れなく!
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