KONRIN'S GARAGE

【スバル360のページ】

個人で作業する際には、怪我や車両破損のないように
十分注意の上、各自の責任で作業してください
いかなる損害に対しても、当方で責任はもてません


ポイントのメンテナンスをしましたのでご紹介します
エンジンの調子を左右する重要な部分ですが
そんなに面倒ではありませんので
是非チャレンジしてみてください

また、ポイントの交換はこちらで紹介しています


まず、デストリビューターの
キャップを外します

レバーを外側にパチンと外すだけです
プラグコードは外さなくても作業できます
キャップの裏の中心電極に
ガタ等がないか確認します

また、汚れている場合は綺麗に拭いて
おきましょう

ひどい場合には電極が外れて
無くなっていることもあります
外側の電極にカスがついているので
マイナスドライバーの先で、軽くこすると
ポロっと取れます

ゴリゴリやってはいけません
ローターは、はまっているだけなので
上にひっぱると抜けます
中心電極と接する部分に汚れや錆が
ないか確認します

全体的に錆が無いほうがよいのですが
接触部以外の錆は気にする必要は
ありません

また、スプリングが折損していないかの
確認もしましょう
外側の電極に汚れがある場合は
軽くペーパーをかけておきましょう
カムの山の頂上がヒール部を
押すことにより(赤矢印)
ポイントが開きます(黄色矢印)

最大に開いた時に、ポイントの隙間が
0.4〜0.5mm程度あるか確認します

シクネスゲージがない場合は、
ハガキが2枚で約0.5mmですので代用
出来ると思います

ポイント面が荒れている場合は
安い部品なので交換してしまいましょう
隙間が適正でない場合は、調整することに
なります
ポイントを固定している2本のビスを
少し緩めます
このポイントは一体型なので
ビスが2本ありますが、セパレート型の場合はビスが1本になります

セパレート型はこちら
ポイントの切り込みに、ドライバーを当てて
ひねるように調整します
固定ビスを締めると、若干ポイントが
動いてしまうので、再度隙間を確認
しましょう

カムに薄くグリスを塗っておきます
たくさん塗るとポイントにグリスがついて
しまいますので注意してください
ポイントギャップの調整をすると
点火時期も狂ってしまうので調整が
必要です

調整は、デストリビューターの横にある
固定ボルトを緩めて、デストリビューターを
回転させて調整します
左に回すと、点火時期が早くなり
右に回すと、点火時期が遅くなります)
固定ボルトを締めると、若干点火時期が
動いてしまうので、再度点火時期を確認
しましょう

進角装置の付いているものは、BTDC13°
進角装置の付いていないものは、BTDC18°
が標準です
(数字が大きいほど早くなります)



タイミングライトがなくても、簡易的な点検方法があるので紹介します

1 デストリビューターキャップを外しておきます
2 タイミングホールを覗きながら、クランクプーリーを回転させて
  フライホイールの刻印が「20」のあたりになるように合わせます
3 イグニッションをONにします(セルは回しません)
4 プーリーをゆっくり右回転させていくと
 「パチッ」と音がしてポイントが開くところがあります
  そこが点火タイミングですので、その時の数字を読みます
5 狂っているときは、デストリビューターのボルトを緩めて
  点火時期を調整します
6 再度、点火時期の確認をします


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